さらに先行く耐久性へ 進化したガルバリウム鋼板SGL

進化したガルバリウム鋼板SGLについて詳しく解説しています。

月別: 11月 2016

これから屋根葺き替えや屋根カバー工法を考えている方へ

屋根葺き替え・屋根カバー工法をご検討の際は街の屋根やさん千葉におまかせください

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前述したように現在は次世代型ガルバリウムへの切り替え過渡期です。まだ次世代型の高耐久ガルバリウム鋼板へのリニューアルやモデルチェンジを発表していない建材メーカーもどんどん乗り換えてくるでしょう。
現在、次世代型ガルバリウムへの切り替えを完全に終えたメーカーはアイジー工業のみで、これまでのモデルは2016年3月で生産中止となっています(まだ在庫はあるかも知れませんが)。
これに続くのがニチハで旧来のモデルは2016年12月で生産中止となるようです。
それまでは併売されるでちょっと注意が必要です。どうせならこれまでの3倍の耐久性を持つ次世代型の屋根材を使いたいですよね。「やたらと値引きしてくれると思ったら在庫処分の以前のガルバリウムだった」というのは泣くになけません。逆に「15年持てばいい」なんて考えの方は屋根リフォームを安くするチャンスかもしれません。緊急性のない屋根リフォームでしたら、他のメーカーで次世代型が出てくるのを待つのもいいでしょう。皆様、自分のスタイルに合わせて屋根材をお選びください。

次世代型ガルバリウムが使われている屋根材一覧

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日本初の次世代型ガルバリウム屋根材
アイジー工業株式会社
スーパーガルテクトシリーズ

スーパーガルテクト
スーパーガルテクトC

保証対象地域 海岸線より500m以上(沖縄、南西諸島 塩害地域は除く)

塗膜については15年間
赤さびについては15年間
穴あきについては25年間

スーパーガルテクトフッ素 フッ素塗料で塗膜変褪色と赤さび保証をさらに5年間延長

保証対象地域 海岸線より500m以上(塩害地域は除く)

塗膜変褪色については20年間
赤さびについては20年間
穴あきについては25年間

ニチハ株式会社
フッ素樹脂遮熱鋼板」を採用し、充実の長期保証
横暖ルーフαプレミアムS

塗膜変色・褐色20年保証
塗膜20年保証
赤錆20年保証
穴あき25年保証

フッ素樹脂遮熱鋼板を採用し、充実の長期保証
横暖ルーフ プレミアムS
塗膜変色・褐色20年保証
塗膜20年保証
赤錆20年保証
穴あき25年保証

ポリエステル塗装でお求め安く
横暖ルーフα S
塗膜15年保証
赤錆20年保証
穴あき25年保証

お住まいの屋根葺き替えやカバー工法を検討中の方、屋根材について詳しく教えて欲しいと思われた方は、親切な屋根工事会社、街の屋根やさんに相談してみましょう。

ガルバリウム鋼板SGLの特徴

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マグネシウムが亜鉛を温存することによって耐腐食性を長く保つ

これまでのガルバリウム鋼板のアルミの不動態皮膜も耐腐食性は充分に高いのですが、厳しい条件下では急速に亜鉛が失われ、アルミの不動態皮膜の生成が間に合わず、結果、腐食が進んでしまうということが起こり得ました。これに対し、次世代型のガルバリウムはマグネシウムが保護皮膜を作り、亜鉛を温存します。マグネシウムの保護皮膜が鉄板本体を守っている間にアルミの不動態皮膜も生成されるので、腐食が起こりづらくなるのです。これまでのガルバリウムも次世代型も亜鉛が溶け出した隙間にはアルミの不動態皮膜が入り込み、埋める形になります。これまでのガルバリウムではこの隙間を生める前に錆が侵食してきてしまうため、腐食がはじまってしまうのです。マグネシウムが保護皮膜を作る次世代型のガルバリウムではマグネシウムの保護皮膜が隙間を埋める時間を稼いでくれます。

亜鉛めっきの不思議
アルミは55%以上でも以下でも耐腐食性が低下する!?

錆びにくく、腐食しにくいアルミ。純度が上がれば上がるほどめっきとしても強固になりそうなものですが、そうはいかないのが化学の不思議です。亜鉛めっきにアルミを加えると、耐腐食性が向上することが知られています。ただし、含有率20%前後で耐腐食性が低下することも知られています。それ以上になると再び、耐腐食性は向上しますが、高すぎると今度は亜鉛の割合が減り、溶け出す量が減るためか錆に弱くなるようです。高過ぎるものにマグネシウムを加えても、耐腐食性の向上は見込めないようです。新旧、どちらのガルバリウム鋼板でもアルミ成分は55%で、ほとんどのメーカーがこの含有率を採用していることから55%がいい塩梅のようです。

マグネシウムは電気を通しにくいから錆びづらい

アルミ・亜鉛合金めっきの中にマグネシウムが共存すると亜鉛系酸化物が生成されます。この物質は電子伝導性が低いので錆びにくいことが知られています。実は電気の流れ安さと錆は多いに関係があり、電気の流れを制御して錆を寄せ付けないという製品も世の中には存在します。

ガルバリウムよりも優れているとされるジンカリウム鋼板はどうなの?

ジンカリウム鋼板のめっき成分:アルミ55%、亜鉛43.5%、シリコン1.5%
ガルバリウム鋼板のめっき成分:アルミ55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%

シリコンの量が0.1%違うだけですと言い切ってしまうのは簡単なのですが、これが化学の世界だと大変な影響を及ぼす可能性もあるので何ともいえません。ちなみにこの成分比率は重量比です。ガルバリウムよりもジンカリウムの方が耐腐食性に優れているという人もいます。ジンカリウム鋼板はオーストラリアのブルースコープスチール社の登録商標です。ブルースコープスチール社と新日鐵住金グループはSGLを共同開発した会社ですから、かなりのノウハウと技術力を持っていると思われます。

アルカリ性にも強くなった

アルカリに弱い金属としてアルミが知られています。ガルバリウムのめっきにはアルミが使われているため、アルカリに対しては脆弱でした。コンクリートやモルタルはアルカリ性を示すことで知られています。次世代ガルバリウムはマグネシウムが加わったことでアルカリにも強くなりましたがコンクリートとの接触、またそこを伝ってきた雨水や結露は避けるように指定されています。

次世代型ガルバリウム鋼板は3倍強もの耐久性

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これまでのものも、次世代のものも、ガルバリウム鋼板は何も特殊な合金というわけではありません(合金ではありますが)。簡単に言うと鉄の板にアルミニウムと亜鉛の合金をめっきしたものです。1972年にアメリカのベスレヘム・スチールが開発しました。このめっき層が鉄の板をしっかりと保護します。水にこのめっきされた鉄板が触れますと、まず亜鉛が溶け出し、鉄が溶け出すことを防ぎます。金属が水に溶け出すとは何やら不思議な気がしますが、まあ塩が水に溶けるようなものだと思ってください。鉄が水に溶け出した結果、何が起こるかというと錆が発生します(本当はもう少し複雑な過程を踏みます)。アルミニウムと亜鉛の合金のめっき鋼板は亜鉛が鉄よりも先に溶け出すことによって錆を防いでいるのです(犠牲防食といいます)。また、アルミニウムが酸化して強固になることで表面に膜を作ります。これもまた鉄板を守るのに役に立ちます(不動態皮膜といいます)。

これまでのガルバリウムのめっき成分は
アルミニウム55%+亜鉛43.4%+珪素1.6%

次世代型のガルバリウムのめっき成分は
アルミニウム55%+亜鉛41.4%+マグネシウム2%+珪素1.6%

これまでと次世代型のガルバリウムの違いはめっき成分に2%のマグネシウム成分が含まれいるかいないかだけです。たった2%のマグネシウムで驚くべき変化が起こるのが化学の素敵なところでもあり、恐ろしいところでもあります。

次世代型のガルバリウムの場合、亜鉛とマグネシウムが共存しており、亜鉛が水に溶け出すと保護皮膜が形成され、アルミの不動態皮膜とともに鉄が溶け出すことを防ぎます。つまり、ダブルで鉄を保護するわけです。これが耐久性の秘密なのです。